ほぼすべての人間はわざわざ「この情報は本当か嘘か」に時間を割かないし割けないだけ
たまたま目の見えない友人がいる人なんかはこういう機会に悲しんで「嘘を拡散するメディアよくない!」なんていうわけですが。
大多数の目の見えない友人がいない人にとっては、動画につけられたタイトルひとつにそこまで考えるきっかけがないし、これだけ情報があふれている中で、
「ただ暇つぶしに見てたネットで一つ一つの情報についてそこまで審議を詮索しない」
のです。
嘘を拡散するメディアは、受け手である人間はバカだから嘘でもなんでもとにかく拡散すれば儲かるから拡散しているだけです。
とはいえ、さすがにインターネットの登場により、一日に人間が目の当たりにする情報の量は飛躍的に増えています。
現代社会は情報の飽和攻撃であり、すでに人間は人間の生み出す情報に対処できていない
と、ドナルド・ネイサン教授の著作に書いてありましたが、まさしくそのとおりで、割とひねくれ者で天邪鬼で、与えられた情報をまず疑ってかかる僕でも、ボーっとしているときやどうでもいいときにはそのまま情報を鵜呑みにしてしまうのです。
まあそういうわけで、たまたま目の見えない友人がいるからたまたま気づけただけで、毎日似たような嘘が平然と流され、その事実に僕含めてほとんどの人が気づいていないのです。
ではどうしたらいいのか? もちろん解決策なんてなくて、これからも人間は情報の中に埋もれて物事の真偽を見極められず、見極めたとしても思考と志向の違いによってくだらない争いを続けていくのです。
もちろんドナルド・ネイサン教授もその事実に警鐘を鳴らしていましたが、そもそもドナルド・ネイサン教授なんていませんし。
いやどっかに同名の教授がいるのかもしれないけれど、まあエロいお姉さんとセックスしたいですね。