茶髪で生まれたら普通じゃないよ? 「普通じゃない= おかしい」でもないし。
とんでもない底辺高校で、毎日茶髪金髪の不良からボコボコにされてきた僕にとって、茶髪金髪高校生なんか、見た瞬間に全員ヤンキー・ゴー・ホームですよ?
うっかり油断してギブミーチョコレートなんて歩み寄った瞬間に、財布の中身全部ギブユーマネーすることになる世界なんですよ?
毎日毎日、黒髪陰キャのキモオタ共が、昼休みになったら不良にいじめられないように急いで図書室に逃げ込む様子はもはやホテル・ルワンダ。国連軍が守ってくれてるあの建物に逃げ込むんだ! という命がけの毎日ですよ。
そんな当時の僕からしたら、茶髪金髪の時点で警戒対象なんですよ。ていうか今でも怖いですわ。
で、それって悪いことなんですか? 悪いのは、元々が黒髪なのに、茶髪金髪に染めて調子こいて黒髪の陰キャ狩ってるクソDQNのほうですよね?
なんで勝手にトラウマ与えた側はそのまま順調に調子こいててリア充として生きてるのに、なんでトラウマ植え付けられた僕が、
「茶髪や金髪だからって差別はいけないんだ、昔こういう連中にボコボコにされてたから見るのも嫌だけれど、一人ひとりの人間性を見なければならないんだ!」
って、がんばってトラウマを乗り越えないといけないんですか? おかしいでしょ?
こんな悲劇繰り返さないためにも、髪染めてイキってるようなクソDQN高校生は一人でも減らさないといけないですよね?
で、教師とか学校という体制側からすると、元々茶髪だろうが金髪だろうが、日本人の名前と顔面してたらとりあえず黒髪になってもらわないと、クソDQN予備軍からすると、
「なんであいつだけ茶髪でいいのに俺達はダメなんだよ!」
ってなるんですよ。
何せ、高校生くらいのクソDQNなんか、本物のバカなんですから。道理が通る相手じゃないからクソDQNなんです。変に許可すると、それが原因で地毛が茶髪の生徒をいじめだすかもしれないんです。
「すると担任の先生に、『どこの血が入っていようが、なに人であろうが関係ない。これは市の決まり。普通は黒髪で生まれてくる。髪を染めてもらわなければ学校に来ては困る』と言われたんです」
この担任の先生は、特にレイシストじゃないだろうに、だからこそ「普通は黒髪で生まれてくる」なんて無理解な発言をしてしまうから、こんな風にボロクソ叩かれて本当にかわいそうです。
とはいえ、
「お前らの年齢はアホばっかりだからどんな理由があっても茶髪を許したらDQN共も調子こいて茶髪にし出すから、申し訳ないけど今だけ黒髪でいてください、今だけ我慢してください。バカな子供の管理は大変な仕事なんです」
なんて言っても結局反発食らうだろうし、もはやこの「生まれつきだから認めろよ? お? 否定とか差別かそれ?」って言い張ることしかしない女子高生と、その人権意識の高い家族と関わりを持ってしまった時点で、最初から詰み状態だったんでしょうね。
まあ、この教師が(記事から与えられた情報としては)高圧的で、頑なであったことは問題点でしょうが。それが差別意識に基づくものだったかどうかは、記事からは読み取れません。
なのに、こういうニュース見てギャーギャー騒ぐ、レイシスト狩りをすることでレイシストじゃないとアピールするナチュラルボーンレイシスト共は、勝手に情報を取捨選択して、
「かわいそうな女子高生と差別意識MAXゴミ教師の話」
なんてわかりやすい勧善懲悪の物語でしか捉えていないわけですよ。
田舎の88歳のばあちゃんがさ、クォーターで茶髪で生まれてきた赤ちゃんを見たとして、
「おやまあ、普通は子供は黒髪で生まれてくるのにねえ」
なんて言ったら、なんなら笑い話ですよね?
「お前は人種差別している! 狂気の沙汰! 現代社会ではありえない考え方! 差別のない世界を実現しよう! 広がれ平和と愛の輪! この件を今すぐshareして拡散いいねしよう!」
なんて言い出すつもりですか?
なんでもかんでも、即差別に結びつけて叩き出すレイシスト共の無理解さ。本当に救いようがないですね。そういう連中を、僕は差別し続けます。