何かを選ぶということは、何かを選ばないということです。
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誰か一人を愛するということは、それ以外の人を愛さないということです。
誰か一人と入籍したのなら、その人と入籍している間は他の人とは入籍しないということです。
「それは差別じゃなくて区別だ!」
みたいな事をいうけれど、選ばれなかった側からすれば差別でも区別でも選別でも等しく辛いこと。
そういうことが社会には無数にあって、誰からも選ばれないような魅力のない、例えば僕のような矮小な人間が、ネットの中でだけ浅薄な自分を棚に上げて在日韓国人を差別しているのかもしれない。
多くの者に選ばれ、多くの者を選べる人間が「差別なんてやめようよ」なんて上から言っても、底辺には届かないのです。
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」みたいな考え方は、想像を絶する底辺には届かないのです。
この若いメリケンYouTuberもまた、差別している人を差別しているに過ぎないのです。
つまり、差別はなくならないし、あるのが普通で、ただ程度の問題でしかないのです。
ひどい差別をする人はおそらくひどい人間なのですが、善良な人間もまた、それなりに差別をするのです。
それは誰にも変えることも越えることもできないことだと思います。