だいたい難破中

弱いものがさらに弱いものを叩き一番弱いものが死ぬ世界

とにかく「ベルリン陥落1945」を読んでおけばいい

 

gendai.ismedia.jp

 

僕の大好きなヒトラーおじさん。

 

ヒトラーおじさんのおかげで第一次世界大戦後にドイツは急速に復興して、強国に返り咲いて、国民はみんな大喜び。「すべては総統のおかげだ!」みたいなスローガンが書かれた看板がたくさん作られたらしいです。

 

そしてほんの10数年後には、ドイツは第二次世界大戦アメリカとソ連からボコボコに国土を蹂躙されて、東からソ連兵がアーリア娘をレイプしまくって、西からアメリカ軍が空襲でドイツを廃墟にしまくって、死に体のナチスは怯える逃亡兵を勝手に処刑しまくってまさしく地獄絵図。

 

そして死体と廃墟の中で「すべては総統のおかげだ!」と書いてある看板だけが残っている。そう、すべては総統のおかげなのだ。

 

という究極のブラックジョークが出てくる「ベルリン陥落1945」。この本面白いんでぜひ読んでください。

 

www.amazon.co.jp

 

 

 

あと、このブログもおすすめです。

 

ritsukoguenther.hatenablog.com

 

なんか最近の投稿は小説チックになりすぎているけれど、初期の投稿は、まさしく敗戦間際のドイツの断末魔と悲劇と、そして母親の強さが十分に描かれていてとても面白かったです。

 

 

国が崩れる、という究極の異常事態に陥ったとき、女性の気持ちの切り替えの速さ、男性はしばらくノックダウンしたまま、みたいな描写が、「ベルリン陥落1945」にも、上記のブログにも描写されていて、興味深かったです。